2026/10/15 00:54

日中は まだ半袖で過ごしていますが
朝晩は 少し冷え込んで 薄い上着を羽織るようになりました。
窓から見える 木々の葉もようよう色づき始めたようです。
汗だくだくで作業していたのも ほんのこの間のことの様に思うのですが
今月に入って 凌ぎやすくなり 作業も急ピッチではかどるようになってきました。
夫の制作が進むと 私の水拭き作業もどんどん増えて行きます。
「水拭き」の作業は 夫が 木べらを使って
ろくろで挽いた生地の中の部分についた 木べらの跡を
水を含ませた晒でふく 私の担当の作業です。
私は造ることは出来ないので この「水拭き作業」だけが私の担当です。
具体的には これはヘラの跡が残った 水拭きする前のもの
違う形状のものですが このように細い溝が見られます。
水拭きをした後は このように表面が滑らかに きれいになります。
水拭きをするタイミングは ろくろで挽いてから あまり乾燥しすぎない
少しやわらかさが残った状態のときに始めます。
嫁いで初めの頃は 右手で拭くのですが
晒に含ませる水の量が多かったり
左に持つ手に力が入って ずいぶんな数を割ってしまったものです。
夫は 注文の数より2割がた多く制作するのですが 足りなくなって
度々 つくり足してもらいました・・・笑笑
これだけのことですが 作品の表面を美しく仕上げるために 大切な仕事です。
この後 夫の 外側の削りが続きます。
高台から 側面にかけて ろくろを回しながら カナで削って行きます。
この高台部分を削り出すのが 長年かけた技術がないと 上手くいかないようです。
ほとんど感覚でしています。
ときどき 指先で 削った厚みを確かめながら 作業を進めます。
何十個も ほぼ 同じ大きさに出来上がっていくのが
側で見ていて すごいな~と 思ってしまいます。
左が削りの前で 右が後のものです。
これから ひとつ ひとつ 細部にわたって きれいに夫は仕上げをして行きます。
そのあと 再び 全体の水拭きをします。
窯に入れるまで このような 細かな手作業が 続いてゆきます。
水拭き作業が終わった夕刻 ふと 外を見ると
小鳥が 熟しきった柿を ついばんでいます。
秋も 日に日に 深まっていくようです。







